「Vivaldi」の版間の差分
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(iOS版リリースについて追記) タグ: 2017年版ソースエディター |
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Operaブラウザの開発を行うOPERA社を創業した[[テッちゃん|ヨン・フォン・テッツナー]]が同社から独立して開発が始まった。Vivaldiブラウザの開発を行うため、OPERA社の社員数人を率いてノルウェーにてVivaldi Technologies社(以下、Vivaldi社)を創業し、精力的に開発が進められている。 | |||
Vivaldi.net(ヴィヴァルディ・ネット)は、Vivaldi社の設立に先立ってヨン自らが立ち上げた個人サイトであり、現在はVivaldiのコミュニティとして運営が続けられている。Vivaldiユーザーの交流を行う場として、ブラウザのバグ報告や機能実装に関する意見交換、ユーザーが利用できるメール・ブログなどを展開している。 | |||
2022年11月からは、同社のサーバにおいて分散型SNSである[[Mastodon]]のインスタンス・[[Vivaldi Social]]を立ち上げ、運営している。 | |||
2023年9月28日にはAppleユーザー待望のiOS版Vivaldiブラウザがリリースされた<ref>Apple ユーザーの皆さまお待たせしました:iOS 版 Vivaldi 正式リリース https://vivaldi.com/ja/blog/vivaldi-browser-launches-on-ios/</ref>。 | |||
== 主な活動 == | == 主な活動 == | ||
* ウェブブラウザーVivaldiの開発。 | * ウェブブラウザーVivaldiの開発。 | ||
* 世界規模のコミニュティサイト、vivaldi.net の運営。 | * 世界規模のコミニュティサイト、vivaldi.net の運営。 | ||
* | * MastodonインスタンスのVivaldi Socialの運営。 | ||
== Vivaldi IDを作ると出来ること == | == Vivaldi IDを作ると出来ること == |
2023年11月10日 (金) 12:54時点における最新版
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Vivaldi(ヴィヴァルディ)は、ウェブブラウザのひとつであり、その開発元のことである。
同ブラウザの開発を支えるVivaldi.netについても本記事で一括して述べる。
概要
Vivaldiは、Chromiumをベースとするウェブブラウザのひとつである。独自のタブ機能、画面分割、ウェブパネルといったブラウザにかかわる基本的な機能のほか、メールクライアント、RSSリーダー、カレンダー、todoリスト、タイマーといったブラウザ以外の機能についても一体として実装している点が特徴である。
Operaブラウザの開発を行うOPERA社を創業したヨン・フォン・テッツナーが同社から独立して開発が始まった。Vivaldiブラウザの開発を行うため、OPERA社の社員数人を率いてノルウェーにてVivaldi Technologies社(以下、Vivaldi社)を創業し、精力的に開発が進められている。
Vivaldi.net(ヴィヴァルディ・ネット)は、Vivaldi社の設立に先立ってヨン自らが立ち上げた個人サイトであり、現在はVivaldiのコミュニティとして運営が続けられている。Vivaldiユーザーの交流を行う場として、ブラウザのバグ報告や機能実装に関する意見交換、ユーザーが利用できるメール・ブログなどを展開している。
2022年11月からは、同社のサーバにおいて分散型SNSであるMastodonのインスタンス・Vivaldi Socialを立ち上げ、運営している。
2023年9月28日にはAppleユーザー待望のiOS版Vivaldiブラウザがリリースされた[1]。
主な活動
- ウェブブラウザーVivaldiの開発。
- 世界規模のコミニュティサイト、vivaldi.net の運営。
- MastodonインスタンスのVivaldi Socialの運営。
Vivaldi IDを作ると出来ること
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VivaldiはGAFAと呼ばれるビッグテックとは違いログインしたユーザーの情報を二次利用や販売をしないことを明言しています、Vivaldiの提供するサービスにはトラッキング広告も仕込まれていません。またデータに関わるスタッフはボランティアメンバー(モデレーター、ソプラノ)含めEUの個人情報保護法のGDPRの遵守に署名をしています。
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最近のアップデート
2FAの対応
2023年5月4日(日本時間)に実施されたメンテナンスによって、Vivaldiのログインに2FA(Two-Factor Authentication:2要素認証)に対応した[2]。従来のパスワード認証の他、認証アプリケーションによるデバイス認証とセキュリティーキーによる指紋認証が追加された[3]。
デバイス認証にはスマートフォンにインストールする認証アプリを用いて認証する。Vivaldiは、TOTP Authenticator(Android/iOS)、Aegis Authenticator(Android)、Raivo OTP(iOS)をおすすめしている。これ以外に、Microsoft Authenticator[4](Android/iOS)、Google認証システム[5](Android/iOS)やAuthy[6](マルチプラットフォーム対応)といったアプリケーションもあり、ふだん利用しているものや使いやすいものを選んで利用するとよい。各アプリの設定については各公式サイトに譲る。
セキュリティーキーによる認証では、WindowsであればWindows Hello、AppleであればTouch IDといった生体認証に対応する。生体認証ができるデバイスを別途用意する必要がある。
これらの認証と合わせて、リカバリーコード(Recovery Codes)やメール・カレンダーのパスワード認証を設定することができる。よりセキュリティーを強化するためにこれらも適宜設定してもらいたい。
Vivaldiウェブメール
先述のアップデートによって、電話番号によるSMS認証が廃止された。その代わりとしてVivaldi.netアドレスのウェブメールを利用するには、レピュテーションを集めることが必要となった(これをレピュテーションシステムと呼ぶ)[3]。フォーラムへの投稿、同期機能の利用、ブラウザテーマの共有、VivaldiSocialでの交流を行うことでレピュテーションを集めることができる。この評価が一定数溜まるとメールを利用することができる。
なお、2021年5月4日以前にウェブメールを利用していた人は引き続き利用することができる。
脚注
- ↑ Apple ユーザーの皆さまお待たせしました:iOS 版 Vivaldi 正式リリース https://vivaldi.com/ja/blog/vivaldi-browser-launches-on-ios/
- ↑ 設定はhttps://login.vivaldi.net/profile/2fa からすることができる。
- ↑ 3.0 3.1 https://vivaldi.com/ja/blog/two-factor-authentication-for-vivaldi-accounts/
- ↑ Android版(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.azure.authenticator)とiOS版(https://apps.apple.com/jp/app/microsoft-authenticator/id983156458)とがある。
- ↑ Android版(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.authenticator2)とiOS版(https://apps.apple.com/jp/app/google-authenticator/id388497605)とがある。
- ↑ Androdi/iOSに対応しているほか、Windows/Mac/Linuxの各プラットフォームに対応している。詳しくはHP(https://authy.com)を参照のこと。